賃率計算 ・ Excelで合わなくなる理由

賃率計算とは?Excelで機種ごとに合わなくなる原因と直し方【製造業】

SlideUp ・ 最終更新 2026-08-21

賃率(設備・作業1時間あたりのコスト)の計算方法を整理。Excelで機種ごとの賃率表が合わなくなる原因と、賃率マスタを一元化して案件原価に自動反映させる方法を解説。

→ 実際の原価画面を見る:サンプル入りの Tally をブラウザで開く(登録不要・DL不要)

賃率とは──設備・作業1時間あたりのコスト

賃率(ちんりつ)とは、設備や作業者を1時間動かすのにかかるコストを金額で表したものです。減価償却費・電力費・保守費などの設備コストや、人件費を稼働時間で割って算出し、「加工時間 × 賃率」で工程ごとの原価を積み上げるのが製造業の原価計算の基本形です。

汎用旋盤と5軸マシニングセンタでは、同じ「加工1時間」でもコストがまるで違います。機種ごとに正確な賃率を持てるかどうかが、見積の精度と実績原価の説得力を左右します。

Excelの賃率計算が合わなくなる理由

賃率そのものの計算式は難しくありません。難しいのは、機種が増え、期をまたぎ、見積と実績で別々に参照される中で、「今使っている賃率がどれか」を保ち続けることです。

賃率を「機種別 × 案件」で持つと何が変わるか

1. 賃率マスタを1箇所に集約する

機種ごとの賃率を1つのマスタにまとめ、見積でも実績原価でも同じ場所を参照します。賃率表がファイルごとに分散している状態を、まずここで解消します。

2. 作業時間の入力と賃率の掛け算を自動化する

案件ごとに機種と作業時間を入力すれば、賃率マスタの値を使って加工原価が自動計算される仕組みにします。手動の掛け算・転記を無くすことが、ミスを減らす一番の近道です。

3. 賃率の改定は履歴で残す

賃率を見直したら、いつからいくらに変わったかを履歴として残します。過去の案件は当時の賃率で、新しい案件は改定後の賃率で計算されるようにしておけば、見積と実績のズレを防げます。

賃率計算そのものは四則演算です。壊れるのはいつも「どこに最新の賃率があるか」が分からなくなったときです。賃率マスタを1箇所にまとめ、案件の工数入力と自動で掛け合わせる形にするだけで、見積と実績の説得力は大きく変わります。

完全オフラインの原価管理という選択肢

SlideUp の Tally は、設計・加工・材料・外注の4区分で案件原価を管理する原価管理ソフトです。機種ごとの賃率(工数レート・設備レート)をマスタとして持ち、案件に作業時間を入力するだけで加工原価が自動計算されます。見積時点の賃率と実績原価の賃率が同じマスタを参照するため、期の途中で賃率を改定してもズレません。

原価管理ソフトの選び方全般は「製造業の原価管理ソフトはどう選ぶ?」で、原価管理と原価計算の違いは「原価管理とは?原価計算との違い」で詳しく整理しています。

Tally をブラウザでそのまま試す

賃率がどこまで正確に原価へ反映されるかは、案件を1件入れてみるのが一番早い確認方法です。インストール不要・完全オフライン・買い切り。ダウンロードや登録をせずに、ブラウザでそのまま動きを確かめられます。

ブラウザ体験デモはサンプルデータ入りで、クリックするとそのまま開きます(登録・ダウンロード不要/入力内容はお使いのブラウザ内にのみ保存)。配布中の体験版と中身は同一です。体験版は全機能を試せる件数制限版・製品版とデータ完全分離・買い切り(サブスクなし)・完全オフライン。推奨ブラウザ:Edge / Chrome。お使いになったら ご意見アンケート(匿名・1〜2分) にご協力ください。

掲載実績:窓の杜 で紹介 / Vector ソフトライブラリ で配布中